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なるか4連覇!広島勝負の夏

カープOB・大野豊氏が徹底分析 前半戦の収穫とV4への課題【ディフェンス編】「チャンスをつかみ取る選手がたくさん出れば、チームはまた上がっていけるでしょう」

 

いま、カープには何が起こっているのか。攻撃編に続いて、ディフェンス(投手)編をお届けしよう。OB・大野豊氏はポイントの1つに“新しい力”を挙げた。
解説=大野豊

中5日で登板した6月20日のロッテ戦[マツダ広島]で床田はリベンジの好投。新たな成長を見せた


若手選手は後半戦へ体づくりも重要


 リーグトップの防御率3.55と頑張ってはいるのですが、交流戦に入ってからはここまでの頑張りの反動が少しずつ表れてきているかなと感じますね。特に交流戦、初回に多く失点を許しました(16失点)。立ち上がりの失点はゲームの流れを悪くしますし、今、打線が決して良い状態ではないだけに、1点、2点が後々響いてきます。なので、先発陣にはいい形で序盤からゲームをつくっていってほしいですね。

 一方で前半戦は、先発の野村祐輔、抑えの中崎翔太といった主力投手が一軍を抹消される中で、新しい力の台頭が目を引きます。

 特に先発陣では床田寛樹です。今季、開幕前から注目している選手の1人でした。左ピッチャーで、カープとしては久しぶりの日本人の先発投手。ただ、1年間やったことがない投手だけに、徐々に疲れが出てきたのかなと心配していたところで、6月14日の楽天戦(楽天生命パーク)です。2回途中6安打(うち5本塁打)、7失点と打たれて、降板後のベンチでは悔し涙も流していました。

 私としては・・・

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