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DATAで検証

完全なる二面性 2019年カープは強い? 弱い?

 

序盤信じられぬ大不振の後、5月は20勝4敗の快進撃、そして交流戦は最下位。ここでは数字から広島のここまでの戦いを振り返る。

交流戦では暗い表情が多かった緒方監督


 広島は交流戦4勝12敗1分で最下位。ただし、2018年も7勝11敗。もともと交流戦は得意ではない。ただ、前年は、セの他球団は最下位だったヤクルトを除けば、すべて負け越しとなり、それまでのアドバンテージを失わず、大きく差を縮められることはなかった。今年は3位だった巨人が11勝7敗で終えたため、逆転が起こったが、6月25日現在では1ゲーム差に過ぎない。

 今季の広島は4月を終え、勝率.444の5位。月間ではチーム打率.222、防御率3.81と投打とも振るわず、巨人に移籍した打率.306、39本塁打、97打点の丸佳浩の穴は大きいように思われた。

 ただ、4月中ずっと低迷していたわけでない。開幕から対巨人、対中日、対阪神がすべて1勝2敗、対ヤクルトが3連敗、対DeNAが1勝2敗。さらに続く鹿児島での巨人戦に敗れた4月16日で勝率は.250、首位に7ゲーム差の最下位。ここがどん底だった。その後、8連勝で4位浮上、その後、3連敗で5位に落ち、4月決戦を終えている。

 5月は逆に月間・・・

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