昨季、遊撃手のシーズン補殺記録を更新する526補殺をマークし、プロ2年目にしてゴールデン・グラブ賞に輝いた源田壮亮。派手さはないが、堅実な守備には評価が高い。12球団NO.1の呼び声が高い源田に、遊撃守備の極意を聞いた。 取材・構成=小林光男 写真=大泉謙也(インタビュー)、川口洋邦、内田孝治 テニスボールでのノック
──源田選手が考える遊撃守備の基本とはどういったものでしょうか。
源田 どこのポジションも一緒だと思いますが、飛んできたボールを確実にアウトにすることだけでしょう。それに、どんな打球でも投手には打ち取っているなと思ってほしいので、できるだけさりげなく処理したいです。
──そのために守備で心掛けていることは?
源田 一歩目の反応が一番大事だと思います。それが早ければ横の打球への反応も1、2m変わってくる。前後だったらバウンドを合わせられるかも、最初の一歩で決まると思います。
── 一歩目を早くするには?
源田 打者の特徴を考えて打球をイメージしておくことです。トップスピン(順回転)がかかる打者、高いバウンドが多い打者、きれいな軌道のゴロが多い打者など、打球のタイプは打者それぞれ。プラス、投手のタイプとの関係で変わってくることもあります。頭の中でそれらを考えて打球を予測することと、あとは自分が動き出しやすい態勢を作っておくことですね。
──バウンドを読む力も大切ですよね。
源田 そうですね。インパクトの瞬間をしっかり見て、ワンバウンド目、ツーバウンド目くらいには、だいたいこのあたりに来るなと考えて打球に入っていきます。捕るのはやはり・・・
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