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攻めて守る!闘う遊撃手

高木豊氏が語る遊撃手の最新トレンド 「坂本勇人の存在が遊撃手への要求を引き上げた」

 

時代が変わり、また球場も変わり、遊撃手のあり方にも変化が見られている。現代のショートに求められるものとは何か。現役時代、自らも遊撃のポジションを守った経験のある高木豊氏に分析してもらった。
構成=富田庸 写真=BBM

現役最強の「打てるショート」は巨人坂本勇人。常に試合に出続けられる強い体も、良い選手の欠かせない条件となる


 打撃面で言えば、打てないよりは打てたほうがもちろんいいですよね。また、ショートというポジションは守備範囲の広さが求められるので、脚力があるということが大前提です。打てて、走れてという意味では、上位を打てる選手がいるチームが有利だと思います。

 昔はショートというポジションには、絶対的に肩が強い選手が配置されていた。ですが、現代野球では、ライト、セカンドと右側に肩の強い野手を置くというのが理想的とも言われます。球場が広くなり、外野から三塁への返球時にカットマンに入る二塁手の肩が強いということも必要ということですが、実際にはライトはともかく。二塁手はあまり目立たず、能力の高い選手を遊撃に置いているのが現状でしょう。

 今の野球界において、攻守走の総合力が最も高いのは坂本勇人(巨人)でしょう。彼の右に出る者は現時点でいないですね。守備だけで言えば・・・

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