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2019ドラフト特集 中間報告

2019ドラフト番付【中間報告】佐々木朗希(大船渡高)&森下暢仁(明大)が不動の2トップを形成

 

約3カ月後に控えるドラフト会議。各球団は対象選手の絞り込みに追われる。今後のアピール次第では、上位と下位の変動は大いにあり得るが、今号は「中間報告」として番付形式で1位指名候補を予想する。

【東横綱】佐々木朗希[大船渡高・投手]高校生最速と言われる163キロを計測。2019年のドラフトの目玉は「令和の怪物」と騒がれている。


河野(JFE西日本)&奥川(星稜高)も第1回入札が有力!?


 春先のスカウト戦線の話題を独占したのは大船渡高・佐々木朗希だ。4月6日、高校日本代表第一次候補として参加した国際大会対策研修合宿の紅白戦(ケース打撃)において自己最速を6キロ更新する163キロを計測。「高校生最速」と言われる花巻東高・大谷翔平(現エンゼルス)の160キロ(2012年夏の岩手大会準決勝)を上回る数字に騒然とした。「令和の怪物」はNPB全12球団が第1回入札で競合するのでは? という声が出たほどだ。すでに、日本ハムが6月2日の練習試合(対佐久長聖高)で「1位指名」を表明。さすがに全球団1位入札は現実的ではないが、歴代最多の8球団(新日鐵堺・野茂英雄=1989年、亜大・小池秀郎=1990年)に迫る勢いがある。

 とはいえ、佐々木獲得へ果敢に挑む一方で、抽選外しのリスクも考慮しないといけない。そこで、春のシーズンを経て急浮上を遂げたのが明大の155キロ右腕・森下暢仁である。これまでも素材の良さは光っていたが、6月の全日本大学選手権で明大を38年ぶりの日本一へと導き「勝てる投手」であることを証明した。明大では主将の大役を務め、大所帯の部員を束ねるリーダーシップもプラス要素。2トップを形成する佐々木と森下の両横綱は第1回入札の重複は確実と言える。

 この上位2人を追うのは2人の・・・

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