新たな“二番打者”像が生まれつつある中で、各球団は二番にどんな役割を求め、打線を構築しているのか。12球団の“二番打者事情”を探っていこう。
写真=BBM ※記録は8月17日時点。チーム二番成績は先発のトータルの成績。OPS=出塁率+長打率は強打者の指標の1つ

楽天の二番戦略 攻撃型

　西武からFA移籍してきた浅村栄斗を三番に据えることを前提に構築された今季の打線。開幕当初は昨年から引き続いて、田中和基と茂木栄五郎が一、二番コンビを担ったが、田中の不調と故障離脱があり、打線組み換えを余儀なくされる。そんな中で二番打者として白羽の矢が立ったのが、開幕から「つなぎの四番」を任されてきた島内宏明だった・・・