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チームを勝利に導く 最強二番打者論

オリックス・足と巧打で好機拡大へ/12球団二番打者事情

 

新たな“二番打者”像が生まれつつある中で、各球団は二番にどんな役割を求め、打線を構築しているのか。12球団の“二番打者事情”を探っていこう。
写真=BBM ※記録は8月17日時点。チーム二番成績は先発のトータルの成績。OPS=出塁率+長打率は強打者の指標の1つ

広角に安打も放ち、一発も秘めるプロ8年目の32歳。下位から上位まで、あらゆる打順を担うことからも、状況に応じた打撃が可能なのを物語る。西野の離脱で二番に座り、打線の潤滑油となり得点力アップに貢献する


オリックスの二番戦略 攻撃型


 高卒2年目の俊足が武器の西浦颯大を開幕二番に抜てきしたことからも分かるように、大前提は“足”が使えること。さらに、巧打で対応力のある打者を置き、クリーンアップで走者をかえす攻撃パターンの構想は、開幕前から見て取れた。だが、経験の浅い西浦が開幕からバットが湿り、足を使う以前に出塁できず。さらに吉田正尚ロメロらのクリーンアップも不振や故障で打線全体が機能せず、西村徳文監督の構想から大きく外れる苦しい事態に。結局、シーズン終盤の今なお“日替わり二番”が続いている。

 ただ、ブレがないのは・・・

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