球宴明けからプロ初どころか、野球人生初の二番に起用されると、最初の5試合でチームの22得点中、20点に絡む活躍で打線をけん引。その間の打率は.474を誇った。なぜ、いま、「ハマの四番」は二番に座るのか。 ※成績は8月18日時点 ラミレス監督の英断
奇手奇策のたびに議論を呼び起こしてきた
ラミレス監督だが、こればかりは名采配と言うほかにないだろう。後半戦スタートから断行した「二番・筒香」。開幕から四番で起用し続け「日本の四番」とも呼ばれて久しい筒香の配置転換こそが、DeNAの躍進を生み出す原動力となった。
ラミレス監督は常日ごろから「データが8割、残りの2割は勘やフィーリングに基づくもの」と自らの采配について話す。筒香の二番起用も、現実的な数字と向き合って考え出した策だった。今季の筒香はオールスター前までで打率.284、17本塁打とまずまずの成績に見えたが、得点圏打率が上がらなかった。その半面、4割近くをマークしていた高い出塁率にラミレス監督は着目した。
果たして、その狙いは大当たりする。筒香は二番に座った球宴後の初戦からいきなり12試合連続安打をマーク。本来の調子に戻ったと判断したラミレス監督は一度、四番に戻したが、二番を打つときのインパクトには及ばず・・・
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