新たな“二番打者”像が生まれつつある中で、各球団は二番にどんな役割を求め、打線を構築しているのか。12球団の“二番打者事情”を探っていこう。 写真=BBM ※記録は8月17日時点。チーム二番成績は先発のトータルの成績。OPS=出塁率+長打率は強打者の指標の1つ 途中加入したパンチ力のある左の中距離砲は思い切りのいい打撃で早々にフィット。二番に入り、好調を保つ鈴木大地をポイントゲッターの三番に回すことで、さらに攻撃的な打線が構築されている
ロッテの二番戦略 攻撃型
開幕から両打ちの
加藤翔平、
角中勝也や
藤岡裕大などが次々と二番に起用されるなど、試行錯誤が続いたものの、
井口資仁監督の戦略は明確だった。左打ちの“攻撃的二番”を配し、初回に無死一塁となればバントで送るのではなく、左打者が右方向へ引っ張ることで最低でも走者を進めながら無死一、三塁を狙う。5月に入り、右方向への鋭い打球が持ち味で、打撃も上向いていた鈴木大地が二番に収まったのは必然だった。
現在は途中加入した
レオネス・マーティンを二番に置き、鈴木は三番に・・・
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