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LIONS KEYMAN INTERVIEW

西武・本田圭佑インタビュー 覚醒したコントロールピッチャー 「マウンドでどんどん自分にチャレンジする気持ちが出てきました」

 

2016年、東北学院大からドラフト6位で入団後、3年間は一軍で8試合の登板にとどまり、勝利を挙げることができなかった。背水の陣で臨んだ今季、壁にぶつかりながらも乗り越えて、ここまで6勝をマーク。本田圭佑は一軍で欠かせない戦力として、逆転優勝を目指すチームで奮闘している。
取材・構成=小林光男 写真=榎本郁也、幡原裕治(インタビュー)、BBM

生命線はコントロール。内角にも臆せず投げ込んでいく。8月29日の日本ハム戦[帯広]では6回1失点で6勝目をマーク


プロで生き残るためのスタイルを確立


 待望の瞬間がついに訪れた。4月4日のロッテ戦(メットライフ)。開幕前に肺炎で離脱したドラフト1位の松本航の代わりに先発のチャンスをつかんだ本田圭佑は、7回途中まで2本の2ランを浴びたが粘りのピッチング。ロッテ打線を6回0/3を4失点に抑え、4年目にしてついにプロ初勝利を挙げた。以降、二軍で調整することもあったが、ここまで欠かせない戦力として存在感を示している。

──今季ここまでの感想は?

本田 ずっとではないですけど、先発ローテーションで投げることができ、非常に充実しています。今までとは違う1年になっていることを実感していますね。

──最も印象に残っている試合はありますか。

本田 全部、印象に残っていますが、一つ挙げるとしたら初登板です。プロ初勝利を挙げることができましたから。

──その試合、ヒーローインタビューで「ファンの方がたくさんいて、すごくきれいな景色です」と言っていたのが初々しかったです。

本田 初勝利を目標に今まで練習を積んできて、もちろん初勝利するイメージでマウンドに上がりましたが、ヒーローインタビューまでは意識していなかったので(笑)。お立ち台で、ファンの視線が僕に集中していることを感じて。初めて見る景色で、あらためてたくさんの方が応援してくださったんだな、と。今も鮮明に覚えていますね。

──さらに「1勝じゃ意味がない」とも言っていました。

本田 初勝利を挙げなければ2勝目もないので、1勝するのは大事なことですが、それだけで終わってしまってはチームに貢献したとは言えないので。だから、あまり初勝利も実感がなかったというか、もちろんヒーローインタビューはうれしかったんですけど、「これで終わるつもりはない」と思っていましたから。次への意気込みのほうが強かったです。満足するな、と。だから、意図的に初勝利のうれしさを抑えていた自分もいたような気がします。

──結果が出なかった3年間を振り返って、今思うことは?

本田 自分にとって必要な3年間だったと思います。ドラフトの順位で言ったらあれですけど、僕は6位で1位とは違って大きな期待を受けていたわけではありません。入団当初は・・・

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