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世界に挑んだ「侍ジャパン」高校代表

わずか31球でも揺るがない「1位評価」。「令和の怪物」佐々木朗希を追うNPBスカウトの目

 

大船渡高・佐々木が高校日本代表で投じたのは計31球だった。8月26日、大学日本代表との壮行試合(神宮)で12球、9月6日、韓国とのU-18W杯スーパーラウンド(韓国・機張)では19球。両カードとも血マメの影響で、先発1イニング(無失点)しか投げられないアクシデントで降板した。これで「令和の怪物」の高校野球生活はピリオドを打ったが、プロの「1位評価」は変わらない。壮行試合、本大会中に分けて、NPBスカウト評を掲載する。
取材・文=岡本朋祐、写真=高原由佳、BBM


大学日本代表との壮行試合(8月26日)での評価


苑田聡彦[広島スカウト統括部長]
「すごい、としか言いようがない。全力投球をしたのを初めて見ました。フォームのバランスが良い。カーブ、スライダー、チェンジアップとドローンではなく、鋭い変化をする。体ができていないですが『即戦力』の実力があります」

吉田孝司[DeNAスカウト部長]
「良いストレートを投げますね。本当に良い投手です。身長があり、指先、足先まで神経が通っている投手もなかなかいません。走者を背負ってからのクイックにも長けている」

古屋英夫[オリックス編成部副部長]
「素材はピカイチ。(夏の岩手大会決勝敗退から)登板間隔が空きましたが、ブランクを感じさせない投球内容でした。このレベルにまで来ると、あまり関係ないのかもしれません。コントロールが良いのも、下半身が強い証拠。入った球団は・・・

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