ここでは12球団のドラフト戦略を検証していこう。今後もドラフト本番まで同様の企画をするつもりなので、今回は2018ドラフトの検証にウエートを置いた。ただ、ヤクルト・村上宗隆の例を挙げるまでもなく、ドラフトの成否は1年で分かるものではない。あくまで彼らの「現在地」とチームの補強傾向を探るためのものである。 ※記録は9月8日現在 昨秋ドラフトで支配下は7人指名したが、即戦力と目される社会人、大学出の5選手すべてが今季一軍を経験している。
そのなかで最も一軍の勝利に貢献しているのが1位の松本航だ。開幕先発ローテーション入りが期待されながら、開幕直前に肺炎のため離脱。初登板は5月19日オリックス戦(京セラドーム)までずれ込んだが、球団では1999年の
松坂大輔(現
中日)以来のデビュー戦先発勝利を飾った。その後、二軍調整を挟みながら先発として投げ続け、ここまで6勝。ただ、最長でも1試合6イニングと7回の壁を破ることが今後の課題だ。一軍で29試合の中継ぎ登板を果たした6位の
森脇亮介は、現在はその経験を糧にさらにレベルアップを果たすために二軍で調整中だ。
7位の
佐藤龍世も
中村剛也をバックアップする三塁手として戦力に・・・
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