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12球団ドラフトCHECK!

DeNA・即戦力、育成の住み分けくっきり/2018ドラフト通信簿&2019展望

 

ここでは12球団のドラフト戦略を検証していこう。今後もドラフト本番まで同様の企画をするつもりなので、今回は2018ドラフトの検証にウエートを置いた。ただ、ヤクルト村上宗隆の例を挙げるまでもなく、ドラフトの成否は1年で分かるものではない。あくまで彼らの「現在地」とチームの補強傾向を探るためのものである。
※記録は9月8日現在

エース今永と並んで先発ローテの一角を担う上茶谷大河


 上位指名は即戦力として一軍で結果を残し、高卒を中心に獲得した4位以下はファームでじっくりと技術を磨いた。多少の「予想外」はありながらも、ルーキーたちの1年目を見る限り、編成の思い描いた補強だったと言えるだろう。

 まずドラフト1位・右腕の上茶谷大河は、初勝利まで時間がかかったものの、前評判どおりの投球で先発ローテを守っている。6月には初完封勝利を飾るなど、前半戦の苦しい先発陣を支えた。上茶谷に引っ張られるように、3位指名の大貫晋一も社会人出身らしく落ち着いたマウンドさばきで、プロ2戦目で初白星を手にしてここまで5勝。夏場を越え、上茶谷と大貫はともに息切れ気味。ここが勝負どころだろう。

 同2位の伊藤裕季也は、ケガの宮崎敏郎の代役として一軍に昇格すると初スタメンで2本塁打を放つなど、思い切りのよい打撃を披露する。

 4位指名以下は、一軍でのプレーはないが・・・

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