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ドラフト1位剛腕伝説

連続写真で徹底解剖!奥川恭伸(星稜高)のピッチングフォームのポイント 「奥川はマー君。フォームはもちろん、相手を見て投げられる技術があり、まさに即戦力」

 

大船渡高・佐々木朗希に続いて、星稜高・奥川恭伸のピッチングフォームを見ていこう。槙原氏いわく、田中将大(現ヤンキース、元楽天)のように、高卒1年目から即先発ローテーションとして活躍できる力を秘めているという。
解説=槙原寛己(元巨人/野球解説者)


 結論から先に言ってしまうと、先に解説した佐々木朗希選手(大船渡高)ダルビッシュ有であれば、奥川恭伸選手はマー君(田中将大、現ヤンキース)と言えるでしょう。マー君は高卒1年目から楽天で11勝を挙げた即戦力で、奥川選手にも期待が持てそうです。高校時代に大きな舞台での登板機会が多くなかった佐々木選手と比較し、奥川選手は投げるたびに評価を高めていました。夏の甲子園の初戦から決勝までの間にも成長を感じましたね。

 実際のフォームを見ていきましょう。まず目につくのが佐々木選手と同じ、写真9のスパイクの裏をバッターに向けた姿勢でしょう。体を開かないようにする意識の表れと、この下半身の形を作ることで軸足に体重が乗り、間を生むことにつながっていきます。バッターに言わせると、このわずかな間が嫌なのだとか。ドジャースの前田健太などもこの形を作りますね。“間”ということで言えば、写真6でホーム方向に踏み出していく直前に・・・

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