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2019西武連覇達成!

西武・前評判を覆して成し遂げた連覇。最大の原動力は「打ち勝つ野球」

 

戦前はソフトバンクが優勝候補に挙げられていた今季のパ・リーグ。しかし、シーズン最終盤までソフトバンクとデッドヒートを繰り広げた末、頂点に立ったのは西武だった。辻ライオンズが連覇を果たした要因を探る。
文=永井順子(読売新聞)

8月11日から四番に座った中村。特に満塁機で高打率をマークするなど、勝負強さが光った


四番・中村、七番・山川で「ダブルクリーンアップ」


 埼玉西武ライオンズが21年ぶりにパ・リーグ連覇を果たした。首位と最大8.5ゲーム差をつけられる苦しい戦いが続いたが、最後はソフトバンクを大逆転。最大の原動力となったのは、昨季に引き続く「打ち勝つ野球」だった。

 前評判は決して高くなかった。投打の主力が抜け、チームは大幅に戦力ダウン。就任3年目を迎えた辻発彦監督は、「まったく新しいチームに生まれ変わった。当初はAクラスに入れればいいな、というのが本音だった」と打ち明ける。

 看板の攻撃陣は、三番で127打点を挙げた浅村栄斗(現楽天)の穴をどう埋めるかが課題だった。開幕オーダーは、一番が定位置だった秋山翔吾を三番に置き、四番・山川穂高、五番・森友哉との新クリーンアップを組んだ。しかし・・・

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