写真=宮原和也
社会人から受けた刺激
取材対応は、校内がにぎやかな昼休み。撮影用でお願いした木製バットを持って歩く
石川昂弥の姿は、ひと際目立つ。すっかり髪も伸び、人懐っこい笑顔が印象的だ。
今春のセンバツでは「優勝投手」となったが、本職は内野手。むしろ非凡な野球センスが証明される大会となった。センバツ以降は三塁手に専念。「理由はないんですが、もともとピッチャーはやりたくなかった」と投手に未練はない。背番号5を着けた夏の愛知大会2回戦(対星城高)では投手で先発したが、8回
コールド敗退(3対10)。不完全燃焼に終わったが、プロを目指す石川に、立ち止まっている暇はなかった。
まず、取り組んだのは体づくり。週3回ジムに通い、トレーナーにマンツーマンの指導を受けた。体重は約1カ月で6キロ増。技術アップにも精力的に取り組んだ。東邦高・森田泰弘監督の勧めで、8月にJR東海の練習にも参加。常日ごろから木製バットでも練習を積んできたが、アマチュア最高峰の打撃は・・・
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