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2019ドラフト直前展望

高校生最速163キロ右腕一軍デビューへの道──。MLBスカウト大慈彌功(フィリーズ・環太平洋担当部長)が解説 佐々木朗希の「育成法」

 

まるで「恋人」のようにこの1年間、「令和の怪物」を追いかけてきた。かねてからNPB志向が強かったため今回、メジャーとは縁がなかったが、MLBスカウトの視点から163キロ右腕の魅力と将来像を解説する。

佐々木の最速は花巻東高時代の大谷翔平を3キロ上回る163キロ。今夏の岩手大会4回戦でも160キロの超大台を突破し、「令和の怪物」の可能性は今後も大きく広がっていく


「1年目は“放牧”。投げ込みは、故障につながる」


 惚れ込んだらとことん、追いかけるのがスカウトの仕事だ。令和元年、定期的に視察を続けてきただけに、語るすべての言葉に説得力がある。

 7月21日。佐々木投手が岩手大会4回戦(対盛岡四高)で160キロを計測した翌日、ある新聞に歴代最速ランキングが掲載されていました(→【関連コラム】“甲子園150キロ超速球派”はプロで活躍できるか?)。その顔ぶれを見ると、ほとんどの選手がプロ入り後に故障を抱えている。また、高校時代の最速を、プロの舞台では披露できない。理由は明確です。やや表現が刺激的ですが、高校時代に「虐待」を受けてきたからです。現在、球数制限が議論されていますが、体ができていない段階で無理をすれば、間違いなく体に負担がかかる。甲子園に出場したい。甲子園で活躍したい、という高校球児の純粋な思いは十分、理解できます。しかし、そこは大人が管理しないといけない。夏の沖縄大会は週末開催ですが、このスケジュールが理想的。アメリカでは7イニング制が導入されており、この2つが実現できればすべてが解決すると思います。

 そこで、佐々木投手です。各方面からさまざまな意見がありましたが、大船渡高・國保陽平監督の判断は・・・

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