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2019プロ野球記録集計号

阪神・近本光司 61年前の長嶋茂雄と比較。試合安打のペースはどっちがすごい?

 

9月19日、出場試合136試合目で阪神近本光司が、新人として年間154安打目を放った。巨人長嶋茂雄(巨人終身名誉監督)が持っていたセ・リーグ新人安打記録を61年ぶりに更新だ。あのレジェンドの記録を抜くとは……。153安打目までの近本の安打ペースを長嶋の新人年と比較していく。
写真=BBM

9月19日の第1打席で右前打を放って、154安打としセ・リーグ新人安打記録を作った


153本の安打ペースは近本と長嶋はほぼ同じ


 偉大なレジェンドに並び、そして抜き去っていった。新人の安打記録で阪神のルーキー・近本光司が巨人の長嶋茂雄の持つ153安打の記録を塗り替え、最終的に159安打を放った。この記録をオールドファンは「当時と試合数が違うから」とあまり認めたくないような風潮があるようだが……。

 そうであれば、近本が153安打を放った時点までと長嶋の1958年の安打ペースを比較をしてみよう、と考えた。もちろん一番や二番が多かった近本と、主に三番、四番を打っていた長嶋では、1年間のトータルでの打席数や打数に違いが出てくる。

 そこを比較しても仕方ないため、今回はどれくらいのペースでヒットを打ち続けたのかを比較する。2人とも開幕戦後からルーキーとは思えない打撃で順調に安打を放ち続け、レギュラーに定着。長嶋は130試合で153安打を放った。

 一方・・・

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