淡々と日本記録を打ち立てた。しかし、その抜いた記録がすごい。1968年に榎本喜八が樹立した一塁手の連続守備機会無失策記録を何と51年ぶりに更新したのだ。2013年の来日以来、一塁で5度のゴールデン・グラブ賞を獲得した名手が金字塔を打ち立てた。


　MLB時代はマリナーズで二塁、三塁を守り、フィールディングとグラブさばきには定評があった。その経験を生かして、2013年の来日以来、一塁手で5度、ゴールデン・グラブ賞を手にしてきた。

　そんな36歳のベテランが今季、一塁手の連続守備機会無失策の日本記録を更新した。17年8月31日の中日戦(ナゴヤドーム)から無失策記録がスタート。18年には一塁手として史上初となるシーズン守備率10割を達成した。記録は今季も続き、5月16日の中日戦(横浜)では、「1517」のプロ野球記録を樹立。そして、6月2日のヤクルト戦(横浜)の1回に、一塁ゴロを弾いてしまう失策で記録が止まるまで、「1632」へと数字を伸ばした。「途切れたことは残念だけど、プロ野球記録を・・・