週刊ベースボールONLINE

2019プロ野球記録集計号

2年連続チーム防御率リーグ最低でも優勝!凄みを見せる山賊打線の秘密

 

三番で打点王だった浅村栄斗楽天へFA移籍したが、“山賊”たちに関係はなかった。今季も強力打線が猛威を振るって連覇を遂げた西武。昨季に続き、チーム防御率がリーグ最低ながら頂点に立った大きな要因となった。衰えることを知らない山賊打線。その秘密に迫る。

首位打者を獲得し、西武打線の中心となった森[左から4人目]。0ストライク時に抜群の強さを発揮した


ファーストストライクを見逃さずに仕留める


 今季、2位に100得点以上差をつける756得点を挙げて21年ぶり連覇の原動力となった強力西武打線。山賊打線の異名にたがわず、相手投手陣から得点を次々と奪い取っていった。中村剛也(123)、山川穂高(120)、森友哉(105)が100打点超えをマーク。100打点以上3人は史上5度目、パ・リーグでは2003年のダイエー(4人)に次ぐ快挙で球団史上初だ。また、首位打者に森(.329)、本塁打王に山川(43)、打点王に中村、最多安打に秋山翔吾(179)、盗塁王に金子侑司(41)が輝いたが、同一チームから主要5部門で5選手が打撃タイトルを獲得したのも史上初の出来事だった。

 数々の記録を樹立し、まさに球史に残る強力打線と言えるが、他球団より優れている点はどのようなところにあるのだろうか。それはさまざまあるが、クローズアップしたいのは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング