何点差をつけられてもひっくり返す粘りで「逆転のカープ」と言われた3連覇中の広島。しかし今季は様相が変わり、逆の立場を多く味わわされた。逆転負けすること32回。今季の70敗のうち半数に迫る数だ。その内容を分析してみた。 9月19日のDeNA戦[横浜]では、7点リードから追いつかれ、11回裏、ソトの3ランでサヨナラ負け。この日、4連覇の夢が消えた
来季から指揮を執る
佐々岡真司監督が、今季4連覇を逃した要因について、真っ先に挙げるのが「接戦で逃げ切れなかった試合が多かった」ということだ。実際はどうだったのか検証してみると、逆転負けは昨年の26試合から6試合増えて32試合。下の表を見ても分かるとおり、実は敗戦に占める逆転負けの割合は、セ・リーグで一番高い(この数字が低いチームほど、概ねリリーフ陣は安定度が高いと言えるはず)。
もちろん、逆転負けはすべて・・・
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