現在3人の日本人選手がポスティングシステムを使いメジャー球団と移籍交渉を行っている。そして、西武の秋山翔吾がFAを行使し、メジャー移籍を模索中。そこでメジャー・リーグアドバイザー兼野球アナリストの大慈彌功氏に、4人の行方を占ってもらった。 写真=BBM 広島・菊池涼介 メジャー契約を獲れたら超ラッキー
12月3日にポスティング申請を行った
広島の
菊池涼介選手。彼はメジャーでも3本の指に入るくらいの守備力があります。しかしメジャーの内野手、二塁手はやはり打てないといけません。彼の打撃は今のメジャーの中では厳しいと思います。ただ、打撃フォームで高く上げた左足を、今季はすり足気味にした。これはメジャーに行くための試みだったと考えられます。
私の意見を率直に言いますと「メジャー契約が獲れたら超ラッキー」。打撃面でその厳しさを示してみましょう。2013年から19年までの平均打率は.273。今季は.261。ここ3年間の平均打率は.255と低い。あの
イチローは
オリックスのレギュラーだった1994年から00年までの平均打率が.359。それがメジャー10年間の平均は.331と3分近く落としている。それを考慮すると菊池は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン