これまで多くを語ってこなかった最速163キロ右腕。ようやく発せられた“自らの言葉”の端々からは、強烈な自負心と、プロとしての自覚が見て取れた。ロッテの新たな背番号17の未来に、期待がふくらむ。 文=杉浦多夢 写真=田中慎一郎、BBM プロとしての自覚
謎のベールに包まれていた最速163キロ右腕が、ついにお披露目された。ロッテの新入団選手発表会が行われた12月9日からの2日間、
佐々木朗希が自ら発した言葉の数々は興味深いものだった。
もともと口数が多いほうではない上に、これまでほとんど個別の取材は受けず、公の場に出てきても慎重な発言に終始することが多かった。それは4球団競合の末に
井口資仁監督が当たりクジを引き当てたドラフト会議後も、指名あいさつを受けたあとも変わらなかった。大きな注目が集まっていることを自覚するがゆえの防衛本能からだったのかもしれないが、11月30日の契約会見では呪縛(じゅばく)が解けたように流ちょうな受け答えを見せ、そしてこの2日間では随所に“自らの思い”を言葉に乗せていた・・・
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