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2020背番号物語 受け継がれる魂と浪漫

新背番号への誓い 新たなるナンバーで再出発する男たち

 

来る2020シーズン、新たなる背番号を着ける選手たちも多い。自ら望んで、球団からの期待を込めて、あるいは新加入選手に押し出される形の変更と事情はさまざまだが、新しいナンバーとともに、再出発に懸ける思いの強さは変わらない。

西武・山川穂高(33→3) 獅子の象徴を直訴


山川穂高内野手


「やっぱり特別な数字だと思っている」と新背番号に並々ならぬ思いを抱いている。古くは西鉄時代の大下弘土井正博、そして清原和博中島裕之(宏之。現巨人)、浅村栄斗(現楽天)と球団史を彩る強打者が背負ってきた栄光の背番号「3」。2年連続本塁打王に輝いた山川はオフ、辻発彦監督に継承を直訴し、「33」から「3」への変更が実現した。2017、18年に「3」で打線を引っ張っていた浅村の姿を見て同番号に強い思いを抱くようになったという。「より特別な数字にして、『3』は山川と言ってもらえるようにしたい」。四番の座を奪回して、1年間守り抜き、そしてチームの「3」連覇、「3」年連続本塁打王を新背番号「3」でやってのけるつもりだ。

オリックス・山岡泰輔(13→19) 「原点」からさらなる浮上を



 19は原点でもある。瀬戸内高時代からプロ注目だった右腕だが、社会人・東京ガスに進むと「社会人は企業を背負って戦う。それまで緊張なんてしたことなかったけど、都市対抗予選前は緊張しっぱなしで、なぜだか試合前に涙も出て・・・

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