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12球団背番号物語2020

中日・エースナンバーを受け継ぐ者は誰だ/12球団背番号物語

 

中日のエースナンバー「20」、球界のエースナンバー「18」は現在空き番となっている。エースを引き継ぐ投手は現れるのか──。

「打倒巨人」を掲げ、気迫の投球が持ち味だった星野


「20」不在はエース不在?


 中日の背番号「20」は、エースナンバーとして特別な輝きを放つ。これまで12人が背負っており、そのうち9人が投手だ。球団草創期は野手番号で、戦前は主に野手が背負った。

 投手として最初に「20」を着けたのは、フォークボールの神様・杉下茂(1949-60)だ。中日通算211勝を挙げた。その杉下が大毎に移籍した61年、「20」を継承したのが権藤博(61-69)だ。「権藤、権藤、雨、権藤」と言われたように、ルーキーイヤーの61年、69試合に登板し、35勝、32完投など投げまくった。ただ、この投げ過ぎが権藤の右手をむしばみ、現役は8年間と短命に終わる。

 70年にはルーキーの渡部司が着けたが、登板なし。この年、「22」を着けた2年目の星野仙一が10勝を挙げる活躍を見せ、翌71年には背番号を“トレード”する形で変更し・・・

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