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王者の咆哮 2020 KEYMAN INTERVIEW

巨人・丸佳浩インタビュー “日本一”だけを見ている 「やっぱり、最後まで勝って終わらないと。日本シリーズの舞台で胴上げをしたい」

 

悔しさを隠そうとはしなかった。巨人移籍1年目の19年を振り返ってもらうと、日本シリーズでの敗戦を挙げ、「かなりモヤモヤしている」。12月はV旅行に参加せず、その期間も1人、トレーニングを継続。オリンピック出場も期待されるが、個人リーグ5連覇(チーム2連覇)と、日本一への並々ならぬ思いを告白してくれた。
取材・構成=坂本匠 写真=桜井ひとし、佐藤博之、BBM


遊び心を持ってとりあえずやってみる


 日本シリーズ終了後、プレミア12に緊急参戦した丸佳浩だが、その後もV旅行に参加せず、黙々とトレーニングを続けてキャンプインを迎えた。野球に対するストイックさは球界でも随一。どのような思いで、春を迎えているのだろうか。

──開幕が約10日程度早まりますが、オフのトレーニングやキャンプの入りで意識して変えたことはありますか。

 経験がなくてどうなるのか分からないので、特別意識していることはありません。気持ち的にも焦ることもないし、ひとまず例年どおりに。やることはやってきていますし、これからも継続していくんですが、結局、自分の仕上がり具合がどうなのか実戦で試してみないと分からないことがたくさんあるので、まずは試合に出られる準備を進めようと。試合に出たら、MAXとの距離はどれくらいあるのか判断して、また練習して、修正の繰り返しだと思います。気持ち的にも半分はワクワク、半分は今年はどうなるんだろう? という、そんな感じですね。

──一次の宮崎キャンプに関しては、丸選手含む主力野手4選手とともに、S班で独自調整が許されています。

 こういうふうな入り方をするのは初めて。新しいことにチャレンジっていうと大げさですけど、せっかく原(原辰徳)監督に“時間”をいただいたので、どういうふうに生かそうかな? と毎日考えています。自分のやりたいことができると同時に、責任も生じるわけですが、そのことも肝に銘じてやっていきたいです。

──キャンプに向けての準備として、オフはどんなテーマを掲げていたのですか。

 まず、トレーニング系は継続で、技術的なことに関しては、その時期にしかできないこと、それまでの自分自身の考え方の常識的なものとは別のやり方で、つまりはアプローチ方法を変えて試してきました。真剣にやってないわけではないですけど、遊び心を持ちながら。今の野球って、年々進化していて、ずっと“これでいい”というのはないんです。このご時世、たくさんの情報をすぐに得られるわけですから、例えば、新聞とか雑誌で気になる情報があれば、実際にやってみて、こんな感じなんだ、と。

──とりあえず、やってみる。

 取り入れるかどうかはやってみてから決断します。今、合わないだけで、ゆくゆく歳を重ねて、35歳くらいになったらハマるかもしれませんしね。自分はダメだったけど、ほかの人には合うかもしれないし、そう思えば、若い選手にアドバイスができますよね。最近はオールスターや、侍ジャパンに呼んでもらえて、他チームの選手とコミュニケーションを取るんですが、彼らの考え方を聞くっていうのは、そういうことだと思うんですよ。つまり、自分の引き出しを増やす。聞いただけにしないでA、B、Cとやってみて、体感したことは財産で、野球選手として成長できていると僕は思います。

──昨年の日本シリーズ終了後、すぐに侍ジャパンに緊急招集(秋山翔吾=レッズの骨折のため)されてプレミア12を戦い、12月の優勝旅行にも参加せずにトレーニングを続けていました。キャンプまで休みなしで新たなシーズンを迎えているのではないですか。

 確かに、ずっと練習は継続しています。カープ時代から基本的に、僕はずっとそのスタイル。休んじゃうと、体が硬くなってしまって、次、動き出すときにしんどいんですよ。でも、年齢を重ねていくことで、休まなくちゃいけないな、とも思っていて・・・

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