週刊ベースボールONLINE

2020外国人大図鑑

12球団・担当イチオシ助っ人 勝利に導くGreat guys!【セ・リーグ編】

 

本領を発揮しつつある!実戦もスタートし、助っ人たちのエンジンがかかり始めた。チーム浮沈のカギを大きく握る彼らだが、果たして飛躍が期待できるのは誰なのか。本誌・12球団担当がイチオシする勝利に導くスゴイヤツを一挙に紹介しよう。
※情報は2月21日時点。年齢は2020年の満年齢。年数はチーム在籍年

DeNA・オースティン キラリと光る変化球への対応力


タイラー・オースティン内野手/29歳/1年目


 デビュー戦で強烈なインパクトを残した。オープン戦初戦の2月16日の巨人戦(那覇)、第1打席の初球を中堅に運び第1号、第2打席は左翼に連続アーチをたたき込んだ。ともに打ったのは巨人・高橋優貴の直球。2発目は内角のボールに体を回転させながらの技ありの一発だった。「偶然の産物だよ」と言う謙虚な助っ人は変化球への対応力も光った。3打席目は古川侑利のカーブを引き付けて3安打目となる左安打。さらに18日のヤクルトとの練習試合(浦添)でも石川雅規の緩い変化球を右中間へ二塁打。ヤクルトのスコアラーが語った「ホーナー以来の衝撃だ」はリップサービスが含まれているが、強力ベイ打線の軸となる力は十分にある。(T)

阪神・エドワーズ 伝家の宝刀が2つもある


ジョン・エドワーズ投手/32歳/1年目


 福留孝介のバットを粉砕! 真っすぐが内角低めに決まったかと思われたが、実はカットボールだった。打撃投手としてマウンドに上がったエドワーズは福留やサンズ、マルテを安打性のヒットなしに抑えた。カットボールは真っすぐと同じ速度と軌道で打者の手元まで来て、キュッと変化する打者泣かせの魔球だ。中日の元エース・川上憲伸、メジャーではMLB最多セーブ記録652個を持つマリアノ・リベラ(元ヤンキース)の伝家の宝刀。エドワーズはその球種を駆使する。さらに入団当初は一番の武器としてきた高速スライダーのキレも抜群。常時150キロ台の真っすぐと、この2つの厄介な変化球で、NPBを席巻するはずだ。(H.s)

広島・D.ジョンソン すべてのボールが曲者


DJ.ジョンソン投手/31歳/1年目


 立派なヒゲがトレードマーク。クロスステップから投げ込む150キロ級のストレートは独特の角度があり、初見では打ちにくそう。さらにタテに落ちるパワーカーブ、低めを突くチェンジアップも組み合わせる相乗効果で、それぞれのボールが打者にとって厄介な存在となる。フリー打撃で若手選手を翻ろうし、空振りをいくつも奪うシーンも。現状は、もう一人の新外国人投手のスコットに、フランスアを加えた3人で8、9回のマウンドを争う形になっている。クイックなど、走者への対応や、連投能力については、もう少し実戦を見る必要もあるが、セットアップはもちろん、フランスアの調子次第では抑えに起用される可能性もある。(F)

巨人・G.パーラ メジャー1312安打の製造機


ヘラルド・パーラ外野手/33歳/1年目


 メジャー11年で通算1312安打の立派な数字はダテではなさそう。頭の位置がブレないノーステップのフォームは、助っ人たちが苦しめられてきた変化球攻めにも対応が可能で、自身を「ボールにしっかりコンタクトするということがポイントの打者」と称し、逆方向の意識を強く持っているのも良い。昨季ナショナルズでワールド・シリーズ制覇に貢献したキャリアのある選手が、若き大砲・岡本和真の後の五番を打つのも頼もしい。(S)

ヤクルト・エスコバー ダイナミックな遊撃守備


アルシデス・エスコバー内野手/34歳/1年目


 バレンティンが去った今、新打線のキーマンとして注目を集めている。初実戦となった2月18日のDeNAとの練習試合(浦添)では、2打席目にバットを折られながらも投手強襲の内野安打とした。同じベネズエラ出身の敵将・ラミレス監督からも日本野球について情報収集するなど、貪欲な姿勢を見せている。遊撃の守備で見せるダイナミックな動きや強肩ぶりは魅力的だが、メジャー通算1367安打のバットでどれだけ貢献できるかがカギとなりそうだ。(TO)

中日・ゴンサレス 球威と制球+緩急も◎


ルイス・ゴンサレス投手/28歳/1年目


 メジャー経験はないが、マイナーで219試合に登板している経験豊富な左腕だ。2月15日、ロッテとの練習試合(北谷)で実戦初登板し、150キロをマーク。制球も良く、左打者の内角にも力強い直球を投げ込んだ。最速は156キロで、変化球はスライダーとチェンジアップを駆使する。ボールのキレ、緩急でも三振を奪えるタイプ。セットアッパーとしての起用が濃厚で、退団したロドリゲス(現レンジャース)の穴埋めを期待される。(My)

関連情報

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング