まだ新加入の可能性はあるが、ひとまず助っ人についての「2020年の陣容」が明らかになった。ここでは12球団の1980年以降の助っ人の系譜を表にし、それぞれの球団の外国人選手事情を探っていく。(育成は除く) 長く貢献した個性派たち
球団創設と同時に、
阪神から日系人の
若林忠志とともにやってきたのが台湾出身の
呉昌征だ。1年目の1950年からリーグ4位の打率.324でチームをリーグ優勝に導くと、日本シリーズ第2戦ではシリーズ第1号の本塁打を放つなど初代日本一に貢献した。
外国人の歴史をひも解けば、強打者の系譜が浮かび上がる。東京時代に四番として活躍した
パリスの成功もあり、球団は68年に
アルトマン&
ロペスを獲得。アルトマンは来日1年目から3割30本100打点をクリアするなど打線をけん引し、70年には10年ぶりのリーグ優勝に貢献した。74年には開幕から打ちまくって三冠王もうかがう勢いだったが、大腸ガンが発覚して離脱。これを機に一丸となったチームは初の日本一にまい進していった。
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