ここでは各球団が構築している2020年型新打線をチェックしていこう。3月に入り、打線が固まりつつあるところから、試行錯誤を繰り返すところまで状況はさまざま。本誌が命名した看板名も含め、最も目を引くのはどのチームだろうか。
※原稿や選手の情報は3月1日現在。攻撃力は各項目5点満点でA〜C評価


　ベースは昨季と大きく変わりはないが、長打の打てるビヤヌエバが加わって打線の破壊力は間違いなくパワーアップした。肝となる攻撃型二番の最有力候補は大田だが、栗山英樹監督は実戦で渡邉、近藤、石井が入るパターンもテスト。「一番点が取りやすい形を探していきたい」と開幕ギリギリまでベストのラインアップを模索していく。

　キーマンになるのは打線の要である近藤。天才的な打撃センスと高い出塁率はチームのストロングポイントであり、この男の前後に誰を配置するかも得点力向上の大きなカギとなる。昨季も何度か試されたが・・・