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球団別捕手事情2020

ソフトバンク・正捕手は球界の顔へと成長。若手の台頭でチーム力アップ

 

昨年前にチームを悩ませていた正捕手問題は、甲斐拓也の成長により落ち着いたといえるだろう。チームの今後を見据えては、甲斐を脅かす若手の出現が待たれる。

打撃力がアップし、正捕手としての貫録が出てきた


控えも充実


 2015、16年と起用人数5人以上、最多でスタメンマスクをかぶった選手でも出場数70試合未満と、なかなか正捕手を固定できずにいた。加えて、主力を張るのは30歳を超えたベテランばかり。世代交代が叫ばれる中、チームの流れを変えたのが甲斐拓也だった。

 17年は捕手として、前年(12試合)を大きく上回る102試合に出場すると、実戦の中でみるみると成長し、昨季は136試合でマスクをかぶった。一軍に出始めたころは千賀滉大東浜巨といった同世代投手とのコンビが多かったが、今では先発投手が誰であってもメーンでバッテリーを組むように。昨季の途中出場は、わずかに3試合だけだ。

 甲斐と言えば、18年の日本シリーズ、驚異の6連続盗塁阻止で一躍有名となった“甲斐キャノン”に象徴されるように、スローイングやキャッチングなど肩の強さを生かした高い守備力が目を引くが・・・

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