週刊ベースボールONLINE

球団別捕手事情2020

ロッテ・若き正捕手を中心軸に多彩な顔触れが脇を固める

 

若さに見合わぬ豊富な経験を誇る正捕手の存在は大きい。その牙城を脅かす第2捕手の台頭、“打てる”ドラ2新人など、着実に捕手陣全体の厚みも増してきている。

高卒3年目で正捕手となった田村の存在は大きい


指揮官の大きな期待


 今年で26歳になる田村龍弘は高卒3年目の2015年にレギュラーの座をつかむと、いきなり12球団トップの盗塁阻止率.429をマーク。以降、昨季まで5年連続で100試合以上に出場し、18年には全143試合出場を果たすなど正捕手の座を確固たるものにしている。

 強肩はそのままに、守備面やインサイドワークでも年を追うごとに成長の跡を見せている。特にキャッチングの安定感は増しており、先輩投手を相手にも物怖じしないタフな性格、やんちゃに見えて野球には真面目に取り組む姿勢を含め、投手陣からは確かな信頼を得ている。

 ただ、3年連続で・・・

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