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球団別捕手事情2020

広島・「日本の主戦」會澤を中心に12球団屈指の層の厚さ誇る

 

ここ3年ほどは、會澤翼が主戦捕手として安定、ベテランの石原慶幸がサポートする形が出来上がっている。そこにさらに次代を担う捕手を絡ませる体制は、12球団でも屈指と言って差し支えない。

打力だけでなく守備力も安定感を増す


勝負強い「打てる捕手」


「侍JAPAN」でも主戦捕手を務める會澤翼が、もちろんチームでも主戦捕手になる。

 守備での司令塔のみならず、「打てる捕手」であるところが大きな武器だ。昨年はリーグトップの得点圏打率.351をマークし、3本のサヨナラ打を放つなど、抜群の勝負強さを見せた。守備で負担の大きいポジションに就くため、下位打順に置ける形を作れることがベターだが、状況によっては五番、六番などのポイントゲッターも十分務められる打力を持つ。

 バットを大きな武器として定位置を手にした會澤だが、守備のほうも経験を重ねて年々安定感を増している。昨年は861回の守備機会で、年間捕逸2、失策2に抑えて、守備率.998をマーク。リード面でもチーム防御率を前年より大きく引き下げた。欲を言えば・・・

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