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球団別捕手事情2020

ヤクルト・中村と嶋の正捕手争いは開幕延期がカギに

 

12球団ワーストの防御率だった投手陣を引っ張るため、捕手陣には安定したリード、守備力が求められている。楽天から嶋も加わり、正捕手争いは激しさを増すが……。

昨季は中村が123試合でマスクをかぶったが……


守備力がすべて


 昨季までの正捕手は、選手会長も務める中村悠平だ。15年から5年連続100試合以上に出場。昨季は126試合出場で規定打席に到達し、打率.269と、捕手としては申し分ない数字を残した。2018年は、試合途中で代打を送られることも多かったが、昨季は自己最多の53四球を選ぶなど、出塁率も自己最高の.373。バッティングでは、充実感をにじませていた。

 だが、チームは断トツの最下位。「チームの勝利、成績に直結するポジションなので、悔しいシーズンではあった」と中村は振り返る。防御率に至っては、12球団ワーストの4.78。これに関しても「責任を感じます」と反省の弁を口にした。

 今季、高津臣吾監督以下、新体制となったチームは、投手陣再建という大きな課題に向け、楽天を自由契約となった嶋基宏を・・・

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