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2020ユニフォーム大特集 グラウンドに咲く花

阪神・黄色ラインを入れた伝統の縦縞は健在/12球団歴代ユニフォーム事情

 

今季球団創設85周年を迎えた人気伝統球団。創設当時からホーム用のピンストライプユニフォームは不変の輝きを放ち続けており、今でもその伝統は引き継がれている。

2020最新ユニフォーム紹介


サプライヤー:MIZUNO(2012〜)

2020 HOME

2011年オフにサプライヤー契約をしてから何度かユニフォーム変更を行っているが、現在のユニフォームは2018年に変更。1974-1975年時代の黒のピンストライプに黄色のラインが入ったものに近いデザインになっている/西勇輝


 2011年オフからサプライヤー契約を結ぶミズノが、さまざまなデザインを提供しているが、今季のホームユニフォームには大きな変化はない。左袖に球団創設85周年のエンブレムが掲出するくらいだ。このユニフォームは18年、金本知憲監督時代に変更されたもの。15年からの3年間は、黒のピンストライプだけが使用されており、4年ぶりに黄色をストライプラインに施した。

 このユニフォームの形は1974年から2年間使用したユニフォームに最も近いとされている。また、金本前監督が現役時代の07年から黄色のラインが使用され、それに戻している。その金本監督時代のユニフォームを矢野耀大監督が引き継ぎ、監督2年目のシーズンを迎える。

 今季の一番の変化は、ビジターユニフォームだ。昨年までの2年間は上着が黒に黄色のラインが入りパンツは白だったが、今季からは伝統のグレーを採用。しかも上部から下部にかけ流れるようなグラデーションを使用。胸文字と背番号には黄色の縁取りが入り新しいパターンとなった。また、15年から「ウル虎の夏」のイエローユニフォームが継承され、今季は幾何学模様があしらわれている。

編集部厳選28着!!歴代ユニフォームセレクション ホームの縦縞とビジターのグレーは不変


1936

36年の連盟発足時、唯一の縦縞のユニフォーム採用。31〜33年にデトロイト・タイガースが使用しており、それを参考にしたと言われている/御園生崇男


伝統は受け継がれる

 1936年時に唯一、縦縞のユニフォームを採用した大阪タイガース。なぜ縦縞になったのかは、はっきりとした資料はないようだが、海の向こうの名門デトロイト・タイガースが31〜33年に縦縞のユニフォームを使用していたことが、このユニフォームの由来になっているという。

 だが36年には、デトロイトのタイガースはすでに縦縞は・・・

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