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2020ユニフォーム大特集 グラウンドに咲く花

日本ハム・斬新なアイデア満載の左右非対称デザイン/12球団歴代ユニフォーム事情

 

時代ごとに革新的なデザインを採用してきた。七色のユニフォームから左右非対称のモデルまで、オリジナリティーあふれるユニフォームの変遷を辿る。

2020最新ユニフォーム紹介


サプライヤー:MIZUNO(2006〜)

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ミズノと2006年からサプライヤー契約。機能性は老舗メーカーならではのノウハウが随所に詰まっており、今シーズンからは西川遥輝の左胸にキャプテンマークの「C」が縫い付けられている/西川遥輝


「HOKKAIDOPRIDE〜北海道の誇りを胸に〜」をテーマに2011年から使用されているユニフォーム。本拠地移転時に作られた前モデルの左右非対称デザインは踏襲され、ホーム用は白地と爽やかなスカイブルーが基調となっている。FIGHTERSのレターも下部に「七芒星」をあしらい、心に宿るパイオニアスピリットを表現し、北海道のチームであることを一層強調したデザインになった。

 ビジター用は北の大地の「豊穣の実り」を表すハーベスト・ゴールドと命名された今までになかった大胆な色使いで話題を集めた。胸文字もHOKKAIDOの下にNIPPONHAMと入る二段組みになっており、帽子のマークもFではなく、初めて北海道の「H」が採用されているのも大きなポイントだ。

 また普段は見ることができないが、ユニフォームの襟元の裏には日本一を成し遂げた際の金の星(06年、16年)、パ・リーグ優勝を飾った銀の星(06年、07年、09年、12年、16年)の北海道移転後の栄冠を示す7つの星が縫い込まれている。斬新なアイデア満載のオリジナリティーあふれる革新的なユニフォームと言っていいだろう。

編集部厳選30着!!歴代ユニフォームセレクション 独自路線の革新的なモデルの系譜


1946

写真では黒く見えるが、実際にはナス紺のような色味。戦後の物資不足の中で阪急がセネタースに融通してくれたユニフォームだった/横沢三郎


歴史に残るユニフォーム

 セネタースのSが入った濃紺の1枚からその歴史は始まった。1946年の初代ユニフォームは阪急から譲渡されたものであり、帽子や左袖にもSが入っている。翌47年にチームは東急となり、袖には社章、帽子もTとFをデザインしたものになった。さらに48年には球界では初となるジッパーフロントの斬新なデザインが登場し、左胸にはFのマークが縫い込まれた。また特に珍しいのが49年。胸に東急電鉄の略号であるT・K・Kが斜めに入り、同年に作られたもう1着は胸マークの上に熊のマスコットが入った何ともユニークなものだった。

 50年は胸にFLYERSと入っただけのシンプルでモダンなデザインになるが・・・

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