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2020ユニフォーム大特集 グラウンドに咲く花

ヤクルト・黄金時代と同じ、赤のピンストライプ/12球団歴代ユニフォーム事情

 

色や模様は変われども、胸の「Swallows」は創設当時から変わらない。伝統を重んじつつ、新しさも取り入れながら進化を続けてきた。

2020最新ユニフォーム紹介


サプライヤー:Majestic(2016〜)

2020 HOME

1990年代の黄金時代のユニフォームをもとに、2016年から現在のデザインとなった。赤のピンストライプと、首回り、袖口のリブが当時を思い起こさせる/山田哲人


 マジェスティックがサプライヤーとなった2016年から現在まで、デザインは変わらない。ホーム用の赤ストライプを用いたデザインの始まりは1974年だが、やはり黄金期を築き上げた90年代の印象が強いだろう。“強いスワローズ”を象徴するユニフォームと言える。

 ビジター用は、球団カラーのひとつである紺を基調に、サードユニフォームで取り入れられていた緑が差し色になっている。「Yakult」を筆記体の胸文字で用いたのは、球団史上今回が初めてだ。

 胸文字も含め、柄はすべて刺繍ではなく昇華プリント。軽くて通気性抜群と、機能性も備えている。

 毎年行っている企画ユニフォームも紹介する。ファンクラブ有料会員に配布される2020年のCREWユニフォームは、東京に本拠地を置くチームとして、街のネオンや交通のライトが駆け巡る様子を表現している。球場での配布イベントを予定するTOKYO燕パワーユニフォームは、グラウンドがモチーフ。ウェーブ模様は選手とファンのつながりを意味し、「緑(えん)」で染めたい、という想いが込められている。

編集部厳選28着!!歴代ユニフォームセレクション 新しさを取り入れ、進化を続けるTOKYOスタイル


1950 VISITOR

国鉄の「K」と東京の「T」を重ねたマークのものが使われた。帽子にも同様のマークが/高橋輝


国鉄からつながる歩み

 球団が創設された1950年のユニフォームは、いたってシンプル。ホーム用は白地に「Swallows」で、これは現在も変わらぬ書体が用いられている。ビジター用はグレー地に東京の「T」と国鉄の「K」を合わせたマークが入っていた。53年には、胸文字が「Tokyo」のユニフォームが初登場する。ホーム用のデザインは大きく変わらなかったが、夏季限定でロゴやアンダーシャツに緑を取り入れたことがあった。今でこそヤクルト=緑が定着しているが、これは・・・

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