週刊ベースボールONLINE

2020ドラフト特集 注目選手クローズアップ【大学生編】

五十幡亮汰(中大・外野手) “世界”と勝負できた驚愕のスピードスター 「いつかは『五十幡』が先にくるような選手になりたい」

 

2013年8月、野球選手が陸上競技の全日本中学選手権で、100メートルと200メートルを制した。100メートルで日本記録保持者・フロリダ大のサニブラウン・アブデル・ハキーム(当時・城西大城西中)を上回ったのだ。元スプリンターはプロ野球選手を目指している。
取材・文=佐伯要 写真=矢野寿明

脚力を武器に、打撃面でも成長が著しい。バントをうまく転がせば、内野安打となるチャンスも多々ある


 現役プロで「スピードスター」といえば、誰を思い浮かべるだろうか? ソフトバンク周東佑京阪神近本光司西武金子侑司……。今秋のドラフト候補におけるその筆頭格は、中大の外野手・五十幡亮汰だ。

 100メートルの自己ベストは10秒79。左打者の場合、打ってから一塁到達までのタイムが4秒を切れば、プロでも俊足と言われる。五十幡は3秒台後半をコンスタントに計測する。

 昨秋のリーグ戦では「二番・中堅」として12試合に出場。12安打を放ち、打率.300。そのうちの4本が内野安打で、3本がセーフティーバントによるものだ。

 出塁すれば、すかさず次の塁を狙う。昨秋はリーグトップの9盗塁。五十幡は盗塁について「たとえアウトになっても、思い切っていくと決めています」と言う。昨秋は成功率100%を誇った。

 五十幡が全国区になったのは中学時代。ただし・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング