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激動の10年史 2010-2020

歴史探訪2010-2019 10年で何が変わった?日本球界“ 9”の変化【後編】

 

各球団の主力選手の移り変わりと同様に、10年の間で球界にもさまざまな変化が起こっている。ここでは数多ある変化の中から、“9”のトピックスに注目。たかが10年、されど10年。その歴史の流れを感じてほしい。

【その5】スターの変化を日本代表で見る



日本代表はステータス? スターの集合体から侍ジャパン発のスターへ

 大会連覇を果たした09年のWBCでは、イチローや松坂大輔など5人のメジャー・リーガーがジャパンに名を連ね、まさに日本を代表するスター軍団だったが、以降、彼らを招集することが難しくなった。結果、オールNPB代表で参加した13年のWBCでは3連覇を逃すことに。このときまで日本代表は大会ごとにメンバー(考えられるベストメンバー)を招集し、短期キャンプで本番に臨んでいたが、13年のWBC後は、V逸に危機感を持ち、「世界一奪回」をターゲットとして日本代表=侍ジャパンを常設化。シーズン終了後の秋と、オープン戦期間中の春にメンバーを集めて何かしらの活動を行い、新設されたプレミア12やWBC(いずれも4年に1度)に向けて強化を図った。

 ただし、引き続きメジャー・リーガーの招集は難しく、また常設化当初は親善試合程度ではNPB内のトップ(オブトップ)の選手も自身のオフやシーズンに向けたコンディション調整を優先して辞退することが多く(招集に応じる選手ももちろんいる)、成績や経験的にその次のランクの選手に加え、期待の若手でチームを編成することも。とはいえ・・・

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