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The GOAL season.3 菅野智之が求める究極の姿

菅野智之コラム「ジャイアンツの『エース』は想像していた以上にしんどいです。でも、そこで仕事ができたときの達成感も想像以上」

 

第3シーズンに突入したコラムの第2回は、本誌特集に連動して『エースの条件』をテーマにお届けします。

新人年の1999年に20勝を挙げた上原浩治さん。僕の中では“エース”と言えば、この方でした


 新型コロナウイルスの蔓延により緊急事態宣言が延長され、まだまだ予断を許さない状況です。そんな中、5月11日のNPBとJリーグとの対策連絡会議、その後に行われた12球団代表者会議では、専門家の方から感染状況を見ながら今月中旬ごろから徐々に練習を本格化させることに、前向きな意見が出されたとも聞きます。とはいえ、ペナントレースの開幕(6月後半かそれ以降とも言われていますが)は、はっきりと決まったわけではありません。前回コラムでも触れたとおり、こればかりは自分でコントロールすることができないことで、仕方がないと割り切って、今できることに集中したいと思います。

 ジャイアンツでは3月26日以降、個人調整期間として個々人がトレーニングを継続し、5月11日からは一〜三軍に分かれての練習となりました。この調整期間は早くも2カ月弱となりますが、僕は変わらず『強化と継続』をテーマに、毎日のトレーニングに明確な目標、目的を持って取り組んでいます。状態はとても良く、いつ開幕と言われてもいいように、考えながらブルペンに入っていて、ペースを上げていこうと思っているところです。

 さて、今回、週刊ベースボールの特集が『「エース」を考える。』とのこと。せっかくですから、このコラムのテーマも「エース」をメーンに、僕なりの考えを書いていきたいと思います。

 皆さんは「エース」と聞いて、どんなことをイメージしますか? 僕の頭に真っ先に浮かぶのは、“背負える選手”です。勝敗もプレッシャーも、チームのすべてを背負えるピッチャーこそがエースなのではないでしょうか。それは僕の「理想とするエース像」、「あるべき姿」と言い換えることができるかもしれません。

 そんなエースの姿で強烈に印象に残っているのが、僕が小〜中学生時代にジャイアンツのエースだった上原浩治さんです。特にルーキーだった1999年に、いきなり20勝を挙げる姿は衝撃でした(テレビで見ていました)。このころ、実際にお会いする機会があって、すごいオーラだったことを覚えています。僕も小学1年生で野球を始めて以降、主にピッチャーでしたから、すごくあこがれていましたし、エースと言えば上原さんでした。2012年にジャイアンツに指名された際に・・・

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