週刊ベースボールONLINE

12球団エース列伝

オリックス・再構築される系譜。低迷打破は近い/12球団エース列伝

 

ここでは球団別の「エースの系譜」をたどっていく。チームを幾多の栄光に導いた者、低迷期を孤軍奮闘で支えた者……。彼らがなぜ「エース」と呼ばれたのか、あらためて考えてみたい。
※エース選定は編集部、通算成績は他球団含む

米田哲也(左)・梶本隆夫

[米田]在籍1956-75/通算350勝285敗2S、防御率2.91
[梶本]在籍1954-73/通算254勝255敗0S、防御率2.98


黄金期に大黒柱あり


 球団初優勝を遂げた1967年には、確かな大黒柱がいた。右の米田哲也、左の梶本陸夫の“ヨネカジ”コンビが合わせて33勝を挙げ、リーグVの立役者に。2人は、その後も投手陣をけん引し、初優勝から69年までリーグ3連覇。その後を継ぐように71年からは“史上最高のサブマリン”の山田久志がエースに君臨し、75年からリーグ4連覇で3年連続日本一と黄金期を築いている。

 3投手はいずれも名球会入り。さらに勝ち星だけでなく、先発25試合以上が10シーズン超と、まさに“絶対的”存在だった。

 ただ、徐々にエースの影が薄くなる。阪急が球団身売りを発表した88年。同年限りで山田も引退し、89年からオリックスとなって以降・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング