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我が愛しのスタジアム

明治神宮野球場 プロと共存する大学野球の聖地

 

例年なら開幕から2カ月が過ぎ、熱戦が展開されているはずだったが、新型コロナウイルスがわれわれから球音をも奪ってしまった。それでも日本プロ野球の開幕は、まもなくだ。当面は無観客試合が続く予定だが、いよいよ2020年シーズンが始まる。野球が恋しい、早く野球場に行きたい、そんな読者に贈る「球場物語」。


 神宮球場が竣工されたのは1926年。ヤクルトの前身である国鉄スワローズが創設されたのが50年のことだから、球場の歴史はチームよりもずっと長い。神宮は25年に結成された東京六大学のリーグ戦を、米軍に接収された戦後の一時期を除いて途切れずに行ってきた。建設費の一部を同連盟が負担したということもあり、現在も神宮の優先使用権は東京六大学にある。さらに全日本大学野球選手権や明治神宮大会、高校野球の東京都大会に、社会人野球の都市対抗も開始当初は神宮で行われてきた。軟式野球や少年野球の全国大会も神宮だ。甲子園と並ぶ、アマチュア野球の“聖地”である。

 そんな神宮に初めてプロ野球がやってきたのは・・・

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