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我が愛しのスタジアム

横浜スタジアム 東京五輪を控え、42年目のグランドオープン

 

例年なら開幕から2カ月が過ぎ、熱戦が展開されているはずだったが、新型コロナウイルスがわれわれから球音をも奪ってしまった。それでも日本プロ野球の開幕は、まもなくだ。当面は無観客試合が続く予定だが、いよいよ2020年シーズンが始まる。野球が恋しい、早く野球場に行きたい、そんな読者に贈る「球場物語」。


 ベイスターズを保有するDeNAが横浜スタジアムの運営会社を友好的TOBにより買収したのが2016年。ベイスターズが進めてきた球場改修コンセプトである「コミュニティーボールパーク化構想」は、球団と球場の一体経営でさらに加速していった。同年には2020年東京五輪の野球・ソフトボール競技のメーン開場として承認され、翌17年から段階的に増築、改修工事を行ってきた。そして今春、3年がかりの工事が完了した。

 最大の変更点はスタンドの増築だ。昨年のライト側に続いて、今季からはレフト側にも「ウィング席」が登場し、収容人数は3万4046人に増えた。傾斜のある階段を上ってたどり着く最上段からは今までにない視点で観戦を楽しむことができ、眺望も抜群でハマスタの新名所となっている。昨年新設されたバックネット裏の観覧席と両ウイング合わせて18年までの2万8966人から、約5000人分が増席されたことになる。

 目玉はこれだけではない・・・

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