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我が愛しのスタジアム

東京ドーム 日本初の屋根付き球場で日本代表戦の“聖地”

 

例年なら開幕から2カ月が過ぎ、熱戦が展開されているはずだったが、新型コロナウイルスがわれわれから球音をも奪ってしまった。それでも日本プロ野球の開幕は、まもなくだ。当面は無観客試合が続く予定だが、いよいよ2020年シーズンが始まる。野球が恋しい、早く野球場に行きたい、そんな読者に贈る「球場物語」。


 空気膜構造屋根を持つアメリカのメトロドーム(MLBミネソタ・ツインズなどの本拠地で1982年に開場も、老朽化に伴い2014年に解体)をモデルとして設計された、日本で初めての全天候型野球場で、工事期間1036日、延べ23万700人が工事に携わり、88年に完成した。卵のような外観から“BIG EGG”の愛称が付けられた(現在は使用せず)。すぐ隣にあった後楽園球場からの移転で、開場年から巨人日本ハム(札幌移転の03年まで)の本拠地として使用される。野球以外にはプロレスなどの格闘技、音楽のライブ・コンサートや展示会など、さまざまなイベントが開催されている。完成当時は12球団の本拠地の中で屈指の広さを誇ったが、その後、4つのドーム球場が完成するなど、現在はむしろ本塁打が出やすい狭い球場に。

 開場から32年の間にさまざまな改良が行われ、02年に人工芝を天然芝の感触に近いフィールドターフに切り替えて選手の負担を軽減(その後、何度か改良)、05年には・・・

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