6月19日、待ち焦がれた球音がスタジアムに帰ってくる。無観客、120試合制で幕を開ける異例のシーズンは、未知の要素が多く、プレーする選手たちさえ手探り状態。しかし、誰もが経験したことのない状況は、裏を返せばどの球団にもチャンスがあると、とらえることができる。2020年をいかに戦うのか、12球団の思惑をみていこう。 ※情報は6月1日時点 【CHECK 1 過密日程を投げる先発ローテ】若手の台頭が必要不可欠
先発、中継ぎのどちらにも適性があるドラフト2位・浜屋への評価は高い
開幕投手は延期前と変わらずに
ニールが務める予定。昨季、シーズン外国人投手タイ記録の11連勝をマークした右腕は先発陣の柱としても期待される。昨季初の2ケタ勝利を挙げた高橋光がニールと両輪となっていく。2年目の松本も評価は高く、先発ローテ入りは確実。若い今井、與座は練習試合でアピールに成功。開幕延期が新外国人の
ノリンにはプラスに働いた。左肩の張りで出遅れていたが、5月27日には紅白戦に登板。貴重な左腕として先発ローテ入りの可能性も十分だ。14年ぶりに古巣復帰した
松坂大輔は延期期間が吉と出るか凶と出るか。3月末には右ヒザの状態を上げるため、注射を打つなど調整を進めてきたが・・・
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