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120試合をどう戦う?2020年の戦い方

ロッテ・“総力戦”は慣れたもの。多彩な戦法で上位に食い込む/2020年の戦い方

 

6月19日、待ち焦がれた球音がスタジアムに帰ってくる。無観客、120試合制で幕を開ける異例のシーズンは、未知の要素が多く、プレーする選手たちさえ手探り状態。しかし、誰もが経験したことのない状況は、裏を返せばどの球団にもチャンスがあると、とらえることができる。2020年をいかに戦うのか、12球団の思惑をみていこう。
※情報は6月1日時点

【CHECK 1 過密日程を投げる先発ローテ】“谷間”の心配もなし


今季、先発に再転向する唐川。昨季は救援でシーズン完走、唯一の先発登板は“ショートスターター”と経験豊富だけに多彩な働きが期待される


 当初は楽天からFA加入した美馬が開幕投手に指名されていたが、開幕延期とワキ腹を痛めた影響で石川に内定。5月31日の紅白戦後に井口資仁監督が「昨年に続き(ソフトバンクとの開幕戦は)石川でいくことになりました。美馬が少し出遅れたので、石川に『いくぞ』という話はしていた」と明言した。とはいえ、21歳の種市、24歳の二木ら、若手が中心の先発陣にあって、経験豊富な美馬が先発ローテの軸として期待を寄せられることに変わりはない。ほか候補者は右腕ばかりだけに左腕・小島が入る可能性も。漏れた投手は救援に回り、状況によっては先発ローテの“谷間”での登板や“第2先発”の役回りをこなすことも考えられる。今季から先発再転向した唐川も控え、昨季“ブルペンデー”で先発登板しているとあって“ショートスターター”など起用法の幅は広い。

 ブルペンには助っ人をそろえるだけに外国人枠の調整を余儀なくされるが・・・

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