6月19日、待ち焦がれた球音がスタジアムに帰ってくる。無観客、120試合制で幕を開ける異例のシーズンは、未知の要素が多く、プレーする選手たちさえ手探り状態。しかし、誰もが経験したことのない状況は、裏を返せばどの球団にもチャンスがあると、とらえることができる。2020年をいかに戦うのか、12球団の思惑をみていこう。
※情報は5月29日時点

【CHECK 1　過密日程を投げる先発ローテ】ショートスターターも視野に

　3月下旬からの自主練習期間で肉体の疲労はリセットされたとしても、過密日程に耐えられる強さについては未知数。いきなりフルスロットルで登板させることは故障につながるリスクもあるだけに、ショートスターターを開幕から使う可能性は高い。

　仮に先発もしくは、ロングリリーフ要員の2投手が3イニングずつを分担して試合がつくれれば、負担を分散させながら戦うことが可能。また1カード6連戦が組まれる予定で、対戦相手と相性のいい投手は複数の試合で起用することもできる。同一チームと6連戦の日程案も挙がる中で、いかに連敗をしないように各投手をどう配置していくか・・・