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The GOAL season.3 菅野智之が求める究極の姿

菅野智之コラム「初めて経験するシーズンで、始まってからも問題が出てきそう。大切なのは『どれだけ腹を括って投げられるか』です」

 

6月12日の日本ハム戦[東京ドーム]が開幕前最後の登板。5回を投げて9つの三振を奪い「良い調整になりました」/写真=山口高明


 6月19日のペナントレース開幕が迫ってきました。新型コロナウイルスの感染拡大により、当初予定されていた3月20日から3カ月遅れでの開幕は、正直なところ難しさを感じてはいます。しかし、いつ始まってもいいようにしっかりと準備を整えてきました。チームも、坂本勇人さん、大城卓三が入院していたために不在の時期もありましたが、ともに退院して復帰に向けて動き出していますし、練習試合を見ていても分かるように、みな個々の調整は順調そのもの。万全の形で開幕の日を迎えられるのではないかと思っています。誰にとっても初めて経験するイレギュラーなシーズンです。開幕を迎えるまでも紆余曲折がありましたが、むしろ始まってからのほうがいろいろな問題が出てくるのではないか? とも考えられます。大切なのはすべてを受け入れて、『どれだけ腹を括って投げられるか』。僕だけではなく、条件はみな一緒ですから、惑わされることなくプレーしたいと思います。

 ところで、みなさんは「新型コロナウイルスのまん延がなかったら?」と考えることはありませんか? この3カ月、もちろん、今できることに全力で取り組んではきましたが、自宅で1人過ごす時間が増えたこともあり、ついつい、いろいろなことに想像を巡らせてしまいました。例えば・・・

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