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2020を待ちわびた男たち インタビュー

阪神・近本光司インタビュー 走って、打つ。 「『常に先の塁を狙っていく』。それはチームが勝つためには絶対に必要」

 

約3カ月遅れで開幕を迎えたプロ野球。多くのファンがその時を待っていたに違いない。それは選手たちも同じだ。2020年シーズンを、今か今かと待ち構えていた今季注目の男たちに、今季に懸ける思いを語ってもらった。まずは阪神の攻撃の起点になる快足好打の韋駄天男から。「常にチームのために」を実践していくつもりだ。
取材・構成=椎屋博幸 写真=早浪章弘、毛受亮介、BBM

2年連続盗塁王を目指す中で、今季の盗塁時の歩幅は12歩で行くがそこに練習で身に付けたスライディングの強さが加わった


どんな状況でもしっかりと結果を残す


 ファンの声援を力に変える。それが近本のプレースタイルだ。しかし、今季はしばらく無観客の声援なしの状態でプレーしていかなければいけない。それでも自分が培ってきた実力を発揮し、走塁でも昨季以上に相手にプレッシャーをかけていく。

──約3カ月遅れてようやく開幕戦となりました。

近本 初めてのことなので、どうなるのかまったく分からないというのが開幕直前の感想でした。とにかくやるべきことをやるしかないかな、と思っていました。

──昨季はルーキーとして、何も分からない状態でのスタートでした。同じような感覚に近いでしょうか。

近本 それは確かにそうです。ただ自分の中で無観客の試合というのをプロ野球の中で慣れていないので、どうなっていくのか、という感覚はあります。

──昨季の開幕戦で三塁打を打ったときの歓声で「これがプロなんだ」と思ったと言われていましたね。

近本 そうなんです。その歓声が開幕時点でないということは、自分のプレーに対して、周囲から何も反応がない中で試合が進んでいくという……。僕の中では、ファンの声援で自分の持っている以上のパフォーマンスが出せたりすることもあるんです。しかし、シーズンの中での無観客になると、それが自分の中でどう作用していくのか、試合をしていかないと分からないという部分はあります。

──淡々とした雰囲気の中で、自分のパフォーマンスをしなければいけない。難しいですね。

近本 それができてこそ、プロなんだと思います。つまりどんな状況においてもしっかりと結果を残すのがプロ野球選手ということ。そこはどの選手も一緒です。何もない状態からのスタートなので。僕自身は、その日の試合をしっかりとやっていくことが大事だと思います。

──そのシーズンで、個人の目標として2年連続盗塁王を挙げています。今季の練習試合でも盗塁を決めていますが、昨季以上に遠くから速いスライディングになっているのではないですか?

近本 はい、速くなってます(笑)。走塁練習では、ベースの先へスライディングをすることを意識しています。イメージは・・・

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