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開幕カードで垣間見えた「明」と「暗」

連覇のカギを握る巨人打線が阪神必勝パターンをストップ

 

無観客ながら、全国各地のスタジアムでプロ野球の熱戦が繰り広げられた。120試合に短縮された異例のシーズン各チームはどんな形で滑り出したのか。そして、特別な思いや収穫、誤算は見られたのか。開幕3カード1試合をピックアップし、各チームの「焦点」に迫った。
※情報は6月21日現在。写真=小山真司

ケガで出遅れ、滑り込みで開幕に間に合った岩崎[左]。その不安が投球に出てしまった……


連覇を目指す巨人が本拠地で好スタートを切った。開幕戦は両エースのしびれる投げ合いも、要所で巨人打線が加点。阪神は期待のリリーフ陣が崩れた。

【Tの焦点】盤石の継投のはずが……


 昨季作り上げた勝ちパターンで開幕戦を手にしたつもりだった。開幕投手の西勇輝は先制のソロ本塁打に追加点となるタイムリーを放ち2打点。しかも6回まで97球1失点の好投を見せていた。

 しかし、矢野耀大監督は7回に勝ちパターンのリリーフ、岩崎優をマウンドに送る。昨季は48試合登板で防御率1.01という圧倒的な数字を残していた。しかも昨季6回までリードしていた中での試合は45勝4敗4分けの勝率.918という絶対的な数字が残っていた。

 今季もこの流れで勝利をつかみ、チームのムードを盛り上げていくところだった。しかし、心配も・・・

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