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読売ジャイアンツ6000勝の記憶と記録

G党名物アナウンサー・徳光和夫の極私的ジャイアンツ ベストシーン5

 

熱狂的なG党として知られる徳光和夫氏。アナウンサーとして、ファンとして、長きにわたりジャイアンツの試合をウオッチングしてきた同氏に、思い出に残るベストシーンを選んでもらった。
取材・構成=坂本匠、松井進作、写真=BBM

徳さんPOINT 王さんの人間性にも感銘


【PLAY BACK SCENE】王貞治の記録更新に期待が集まった試合。ハンク・アーロンが保持していた当時のメジャー最多本塁打超えにあと「1」と迫り、日本中がその瞬間を待ちわびる中で迎えた第2打席。美しい放物線を描いた白球が、右翼席に吸い込まれた──。


 この試合は後楽園球場で実際に見ていたこともあって、私にとっては本当に忘れられないシーンですよね。その日は仕事を終え、急いで球場に駆けつけたんですけど、球場外のライト側に6人の子どもたちがいて、その子たちは全員グラブを持っているわけですよ。つまり、王さんの場外ホームランが飛んでくるかもしれないと……。そんな光景をチラっと見ながら、中に入ると試合はもう始まっていて、王さんの第1打席目も終わっていたんです。席にちょうど座ったタイミングのときに・・・

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